東京の人は冷たい?
実際に冷たくされた話
「東京の人は冷たい」とよくいわれますが、実際はどうなのでしょうか。
地方から上京すると、東京の都会ぶりに圧倒され、人の態度が冷たく感じやすいようです。
では、どこで人の冷たさを感じるのかまとめてみました。
あいさつを無視された
引越ししたアパートの住人にあいさつしたところ、無視されたというものです。
東京のような都会では、隣人にどんな人が住んでいるのかわからないのが当たり前、という声が多く寄せられました。
ただ、あいさつくらいはしたいものです。
具合が悪い人がいても助けない
駅などで明らかに具合の悪そうな人がいても素通りという光景を見ることは少なくありません。
また、介抱をしている人が周囲に駅員を呼ぶように伝えても、手伝ってくれないことも。
このような事態でも手伝えないほど余裕がないことなのでしょうか。
バスで悪態をつかれた
バスは場所によって乗り方やお金の支払い方法が違ったりします。
私の場合、支払い方法を運転手に聞いたところ、「今でしょ。見たらわかるだろ!」と言われたことがありました。
このことがきっかけでしばらくバスに乗るのが怖くなりました。
東京の人が冷たく感じる理由とは
東京に足を踏み入れた時、なぜか人々が少し冷たく感じられることがありますね。その理由は以下の要素によるものが挙げられますよね。
傍観者効果
傍観者効果とは、多くの人が一つの出来事を傍観する際に、個々の責任感や行動意欲が低下する現象を指します。言い換えれば、他人が同じ状況にいるときに、個々の人が積極的な介入や助けの行動を起こしにくくなる心理的な傾向です。
この現象の名前は、緊急の状況で助けが必要な時に多くの人が周囲の他者が何かをするだろうと期待して自らは何もしない、という行動から来ています。実際の事件や実験において、多くの人が集まっている場面で助けが必要な状況が発生したとき、各個人は他者が何かをするだろうと期待し、その結果として誰もが助けを提供しないという状況が生まれることがあります。
傍観者効果は、いくつかの要因に起因しています。その一因として、「責任の帰属先のずれ」が挙げられます。つまり、多くの人が同じ状況にいると、各人は他者が責任を取ると期待し、自らは責任を感じにくくなるという心理的な側面が影響しています。また、「情報の拡散」も一因であり、他の人が何かをすると期待しているため、個々の人が積極的に行動に移す必要性が低くなります。
ただし、これらの理由はあくまで一般的な傾向。具体的な関わり方や経験によって感じ方は変わるし、訪れる人の出身地や期待、価値観によっても印象は異なるかもしれません。